Arduino の種類
Arduino はオープンソースハードウェアで、仕様が公開されているため誰でもハードウェアから開発することが可能です。
オリジナルの Arduino は Arduino LLC 及び Arduino SRL が設計・製造及び販売を行っています。
しかしながら、仕様がオープンであることから、互換機も多数販売されていて、互換機の方が (当然ながら?) 安く販売されています。 製品レビューなどを確認しながら、評判の良い Arduino を選びましょう。
互換機を含めるとキリがないので、Arduino の「公式な」製品で Arduino の製品ラインナップをみると、次のように分類されます。
エントリーレベル・ボード
最も一般的な基本的な Arduino ボードです。
Arduino Uno (上の写真)、Arduino 101、Arduino Pro 等があります。
機能拡張ボード
エントリーレベルの Arduino UNO や Arduino 101 から機能を拡張しているバージョンです。
Arduino Mega 2560 (上の写真)、Arduino Zero、Arduino Due 等があります。
ちなみにサイズが大きいのが拡張というわけではありません。 上の写真の Mega 2560 は入出力ピンが 54 個に拡張されボードサイズも Uno と比べて大きくなっていますが (Uno は 14個)、 Zero のサイズ Uno と同じ (最大サイズの規定が Uno と同じ) で 32 ビット拡張です (Uno は 14ビット)。
IoT 向けボード
IoT 向けにビルトインの Ethernet、WiFi 機能を備えたボードです。
上の写真は Arduino Yún です。
念のために言えば、エントリーレベルの Arduino UNO に Ethernet シールド (あるいはモジュール) を組み込むことによってもネットワーク接続は可能です。
2016年6月時点でオフィシャルの IoT 向けボードはなくなり、 モジュール (Arduino MKR1000) とシールド (Arduino Wifi Shield) でのサポートになっています。
ウェアラブルボード
ウェアラブル製品への応用を見据え、コンパクトに設計されているボードです。
Adafruit 社の Gemma (上の写真) 等があります。ちなみに Adafruit は Arduino LLC とのパートナーシップの元、2015 年から米国内で Arduino の製造を行っているようですね。