Bluetooth シリアルモジュール HC-06 の設定
ここでは Bluetooth を利用するときに実施する Bluetooth モジュールの設定方法について説明します。
利用したモジュールは HC-06 というモジュールです。
ワイヤレスの接続は Bluetooth ですが、Arduino とはシリアルインターフェイスで接続するので簡単に利用できます。
PC とシリアルポートで接続して、AT コマンドを送ることでデバイス名やボーレートなどが設定できます。 シリアルポートなので、PC と USB 接続するには FT232RL FTDI アダプタを利用します。
アダプターのジャンパ設定で 3.3V にします。
ターミナルをいくつか試しましたが Windows で RealTerm を利用して設定するのが一番便利でした。
COM ポート番号はここで設定します (Linux なら /dev/ttyUSB0 など)。
スクリーンショットではボーレートは 38400 にしてますが、既定の設定では 9600 です。
"AT" という文字を送って、"OK" が返れば接続できています。
バージョンの確認なら "AT+VERSION" を送ります。
このように、AT+コマンドという形式のデータを送ることでモジュールの設定を行うことができます。
今回実施したのは次のコマンドです。
まず、デバイス名を "MYBT1" にしました。それには、次のコマンドです。
AT+NAMEMYBT1
これに対して、OKsetname と返れば成功です。
それからボーレートは 9600 だと遅かったので、ボーレートの設定を変更し 38400 にしました。
AT+BAUD6
6 は 38400 を表しています。
上記設定はモジュール再起動後に有効になります。
その他、PIN ですが、Bluetooth の既定の接続 PIN は 1234 です。