Arduino で UV インデックスセンサーを使う方法

特に夏になると気になるのが外の紫外線です。

紫外線によって日焼けをすることは一般的に健康的に見えると言われる一方で、 肌の老化、白内障、皮膚がんなど深刻な悪影響を及ぼす方が多いことが分かっています。

UV 指数

可視光線の波長は紫色の約 380 nm から赤色の 750nm 程度の範囲といわれています。波長の短い紫色よりもさらに波長が短いのが紫外線です。

紫の外ということで、英語ではウルトラバイオレット (Ultra Violet) といいます。直訳だと「超紫」となるでしょうか。そのため紫外線は略して UV といわれます。

世界保険機関 (WHO) ではその「紫外線の強さ」をわかりやすく表し、一般の人が紫外線対策を効果的に行えるように、世界標準の値として UV インデックス (UV 指数) というのを定義しています。

UV 指数は数値で表されます。WHO の "UV Index Guid" から引用すると次のようになっています。

上の表では UV インデックスが 3 以上の場合は UV 対策は必要で、8 以上なら外出は避け、日光に当たらぬようにするのは絶対必要としています。

今回紹介するセンサーを利用すると、UV インデックスを簡単にチェックすることができます。

UV インデックスセンサー

aliexpress でみつけたこちらの UV インデックスセンサーです。"UV detection sensor" などで検索するとみつかると思います。

型番等の記載が一切無く、簡単なスペックだけです。

  • 動作電圧 DC 3.3 ~ 5V
  • 出力電圧 DC 0 ~ 1V
  • 誤差範囲 ±1 UV インデックス
  • 電流: 0.06mA (typ)、0.1mA (max)
  • 検出 UV 波長 200 ~ 370nm
  • 使用温度 -20°C ~ 85°C

OUT ピンから出力される電圧によって、以下の表とから UV インデックスがわかります。

UV 指数出力電圧 (mV 未満)
0< 50
1227
2318
3408
4503
5606
6696
7795
8881
9976
101079
11+1170+

この資料しかないのでハッキリわかりませんが、1080mV 以上は全て 11 またはそれ以上と考えて良いのではないかと思っています。いずれにせよ、 非常に強い紫外線であることには変わりません。

Arduino からの利用

センサーの出力ピン (OUT) を Arduino のアナログ入力に接続して、analogRead で電圧を読み取ります。

その電圧と上記の UV インデックスの対応表から、UV インデックスがわかります。

アナログの電圧測定については「Arduino で電圧を測る (アナログ入力を読取る)」をみてください。

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